大学生で株を買いたいという方は、成人の場合(20歳以上の場合)と未成年の場合で違います。
学生か社会人かは関係なく、成人か未成年かが問題なのですが、いちおう学生、特に大学生の場合は成人も未成年もどちらもいるので分けて解説しています。
すでに成人している人や、成人・未成年関係なく「基本的な株の買い方」の基礎知識に関しては学生の株の買い方・株を買うために必要なものなど(成人の学生の場合)を参考にしてください。
このページでは、未成年の場合に必要になる手続きなどを解説します。
★目次
まず大前提として、未成年の場合は口座を作れない証券会社もあります。最近できたネオモバやLINE証券は未成年は口座を作れないです。
なので、未成年でも口座開設できる「未成年口座」がある証券会社を選ぶ必要があります。
ネット証券ならマネックス証券やSBI証券、楽天証券、カブドットコム証券、松井証券などだいたい未成年でも口座を作れますね。
未成年口座の作り方は少し説明がいるので、詳しくは未成年口座の作り方(外部サイト)を参考にしてください。
※厳密には親ではなく「親権者」なのですが、わかりやすくするため「親」と表記します。
そして、未成年の人が証券口座を作る場合は親(親権者)の承諾が必要です。その場合に、基本的にはその親権者もそこの証券会社に口座をもっていないと作れないので、まずは親に口座を作ってもらうか、親が口座を持っている証券会社(未成年口座に対応していれば)で口座を作る必要があります。
どちらにしろ同意が必要で、親が口座を作ってくれないと自分の口座は作れないので、未成年が親が同意してくれたことにして勝手に証券口座を作ることはできません。
未成年口座がある証券会社で親に口座開設をしてもらって、というのが一般的な形ですね。
口座開設には数日かかり、基本的に同時に口座開設はできず、まず親に口座開設をしてもらってからになります。(参考:SBI証券のFAQ)
ちなみに、未成年口座を作るのに親の口座開設が必要ない証券会社もあります。
未成年が株取引をするための未成年口座を作るには親の承諾が必要です。
そうなると・・・家庭によっては難しいところも多いですよね。
「株を始めようと思うんだけど・・・」なんて親に言った瞬間に
「あんた株なんてどういうこと!?」
「何考えてんの!ギャンブルで破産する気!?」
というように、投資についてよくわかっていない親御さんの場合は先入観があって全く話を聞いてくれないことも多いですね。
ブチ切れるほど怒られるようなことはなくても、なかなか同意が得られないケースは多いと思います。なんか言いだしにくかったりしますよね。
↑「うちもそんな感じだよ」という人はぜひシェアやいいねで教えてください。
しかし、残念ながら未成年が証券口座を作るには親の同意は必要で、同意書を出す必要があります。
それどころか、親がその証券会社に口座を持っていないと未成年口座は作れないところがほとんどです。(親の口座無しで株の未成年口座が作れる証券会社もありますが同意書は必要です)
なので、親の同意なしで未成年が証券口座を作ることはできません。
親を説得したい場合は「1株ずつ買える証券会社で少しだけ買うから数百円で買える。お小遣いで少しやるだけ、そんなギャンブルはしない」と伝えてみたり・・・(※だいたい反対する親は何十万円というお金の運用だと思っている)
ある程度リテラシーの高い親なら「日本では金融知識の教育がされないので、早めに勉強したい」と以下の動画(世界的に有名な投資家の動画です)を見せてみるとかもよいかもしれませんね。
場合によっては「あきらめて20歳になるまで待つ」「結婚してから始める」(結婚すれば20歳未満でも成人扱い)というのも必要です(すぐ動けるようにそれまでしっかり勉強しておきましょう)。
また、説得で親がOKはしてくれたものの、なんとかしぶしぶ同意だけはしてくれた感じなら、未成年口座を作るのに親の口座開設が必要ない証券会社が無難かもしれません。親も口座を作らないといけないとなると面倒くさくて「やっぱりやめなさい」と気がかわってしまうかもしれないですからね。
未成年でも既婚の場合(結婚している場合)は成人扱いになるので、親の承諾が無くても証券会社の口座を作れます。
ただし、証券会社によってネットの口座開設申込みフォームから口座開設の申し込みをしようとしても年齢ではじかれてしまう場合があるので、その場合はコールセンター等に連絡をしての手続きが必要です。
詳しくは未成年口座の作り方(外部サイト)を参考にしてください。
未成年口座の場合、年齢によって取引主体(誰が取引するか)が異なります。
どういうことかというと、親が主体(親が子供の財産を運用する)か、自分が主体(自分で取引をする)かを選択します。未成年口座は0歳から作れるので、
15歳未満の場合は強制的に親が主体、15歳以上の場合はどちらにするかを選べます。
大学生や高校生なら15歳以上なので自分が取引することを選べます。
自分が取引する場合は取引主体を親ではなく自分にします。
未成年口座を作ることができたら、取引のしかたなどは基本的に同じです。
ただ、未成年口座の場合は信用取引やFXや先物取引などリスクの高い取引はできません。
株の取引は普通にできます。未成年口座だから画面が違うとかそういうことはありませんので、「基本的な株の買い方」の基礎知識に関しては学生の株の買い方・株を買うために必要なものなど(成人の学生の場合)を参考にしてください。
未成年口座を作り、その後20歳を迎えて成人したら、口座は自動的に一般の口座(成人用の口座)になります。
ただし、未成年口座を作って、20歳前に結婚した場合は、証券会社に伝えないとわからないので、連絡をする必要があります。